【 何で日記を書こうと思ったか 】
日記。
気持ちを文章に残して保管する。それを積み上げる大切さ、改めて気付かせてくれたゲームが”FAVORITE”さんの「いろとりどりのセカイ」。日記を思い返すことで自分の気持ちに気づいたり、なにか大切なことを思い出したり。そんな演出がある物語を色々と摂取してきて、どれも大好き。
その中でも「いろセカ」の尊いところは”日記を書く”その行為を一緒に大切な人と行う。ひとりではないということ。心を共有し、積み上げる。綴った言葉が残る日記自体も大切だけど、書く行為そのものが大切な思い出となる。僕の書いた、この記録も大切だけど、書いたというその思い出も大切にしたい。
【 日記:キャンツーと、酒と、飯 】
ゆっくりと経過していく時間の中で、外で飯を食いながら愛車と景色を眺める幸せ。ひぐらしの声が徐々に夜虫の音に、変わっていくことを味わう。
何もないを感じるこのひとときが、幸せ与えてくれる。そして非日常を感じることで、いつもの生活のありがたみを再認識。空調、水道、電気、ガス、ベット、普通の生活に感謝。
そして夜の友達、それは酒。スキレットで飲むウイスキーは少し金属臭がして、特別感を感じられる。野外で、旅で、ローチェアに埋もれて。キルホーマン サナイグ、アルコールの辛味とモルトの旨み、そして心地よいピート香。
幸せな酔いが回っていき、自分と自然の境界線が曖昧になっていく。虫の声と大麦由来の旨みが境界をぐるぐると掻き回す。ゆっくりと大きな円弧を描くように。
スキレットのローレット加工された小さな蓋を、キュルキュルと金属音を立てながら回して開ける。ちゃぷちゃぷと音を立てるウイスキー、琥珀色を思い浮かべながら口を付け、味わいながら呑む。
そしてこのウイスキーが辿り育った時間を思い浮かべ、自分の過去を思い返す。悪かったことも、良かったことも色々とあるけれど。今このときの自分が幸福だから、人生はきっと幸福だ。そんな前向きで幸せな自分を認識できる。言葉にすることでそれがより強固に、明確に、見え、残るものとなる。
朝、ウグイスの鳴き声で目を覚まし、朝靄の掛かった外に這い出る。
意識を覚醒させるため、珈琲を淹れる。コッヘルに水を注ぎ、バーナーに火を付け、お湯をつくる。コポコポと沸いたお湯を、ドリッパーに少しずつ垂らす。ぽと、ぽと、チタンのマグに反響する水音を聞きながら、黒い液体から芳醇な薫りが立ち昇ってくる。目の覚める一杯。香りと苦味が靄の掛かった頭をスッキリさせる。
朝ごはんのパンを食べ終え、さあ撤収準備、現実に帰る時間だ。
【 結び 】
てかこれ、自分以外に読む人いるのかな。自分のためで、感じたきもちを確認したくて。ただキャンプしながら書きなぐった日記。でも読んでくれたら嬉しいし、何かを感じてくれたらもっと嬉しい。感じた、思ったってことは何かを届けれられた証拠だから。
宇那って人間はこんなことをして悦に浸ってるよ、というただの雑記。自分に酔って、陶酔して、幸せならこんな人生で善いでしょう。楽観的に生き、行き、逝きましょう。一度しかない人生なのだから。
(文章の最後はかっこつけたい、そんなお年頃なのです)
※晩飯覚書
①カツオの燻製
厚みによって火の通り方が様々で、食べながら変化があって美味しい。薄いものはしっかりと火が入り、強い燻製香と旨み。厚いものはジュワッとジューシー。火が入っても身がボロボロにならずグッド。「たたきがあるなら、燻製もいけるだろ」という軽い気持ちで作ったけど美味かった。
②チーズの燻製
安定と信頼の雪印6pチーズ、燻さがウイスキーと猛烈にマッチする。
③ちくわの燻製
ちょっと失敗、水を切り忘れたので燻製香の乗りがあまかった。でもちくわはそのままでも美味しいのでヨシ!