CRAFTWORK『Geminism ~げみにずむ~』タイトル画面
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桔梗と深紅という双子が争うなかで、
争う理由や二人の過去が少しずつ明かされていく。
決して残酷な描写を推しているわけではなく、
普通の営みの尊さを感じられる物語。
【 ↓ 公式サイト様 ↓ 】
以降、ネタバレ注意!!!
※感想は概ねプレイ時の時系列順です
誤字や文法間違い等があるかもしれません
寛大な心でよろしくお願いします
※筆者は「さよならを教えて」未プレイです
【桔梗編】
『姉はどっち?』
冒頭では深紅が姉と名乗ってた、でも桔梗も自分が姉だと思ってる
⇒読了後追記
深紅と桔梗は体を共有している結合双生児。片方が起きているときは、片方が起きていられない。
だから「姉=主体」と思っていたから、自分が姉だって双方が主張していたんだろうな
『演出いいな』
立ち絵って概念じゃなくて、カットインみたいなもので表情差分を表現する感じ。
目新しいのもを感じて新鮮で面白い
目線だけ、口元だけ、片目だけ、あえて顔全体を写さずに一部だけ見せるの読み手側の想像力を搔き立ててくれるのが良いな
【深紅編】
『桔梗と深紅の違い』
似ている二人だけど、全然性格が違うのが見ていて面白い。
- 「桔梗」
どこか悲観的でいつも深紅の事を羨んだりしてて、精神が安定していない感じ - 「深紅」
冷静で自分が置かれている現状を認識しようと努力している、あと母親に自分達が疎まれている事を知っているからそれを桔梗に知らせない様に、陰ながら努力しているのがお姉さんっぽいと感じる
『月白と深紅の関係性』
深紅は月白の事を信用しているわけではないけど、一緒にショッピングに行って服や靴を買ってくれたり、手をつないでお祭りに行ったり、キスやセックスをしたり、深紅が生きている上でやり残した事を与えてくれた。
だから深紅は月白のために少しは仕會わせを頑張ろうとするのが、何だか健気というか、可愛いなって思った
『エンディングの描写』
列車に乗る女性が首から下げているペンダントは桔梗が大切にしていたもの、だから主体(≒姉)は桔梗だろう
桔梗と深紅が結合双生児の時は結局同じ時間を共有出来ていなかった(片方が起きているともう片方は起きられない)二人だから、桔梗と深紅それぞれが人間一人としての個性の様なものなのかなって思った。
だから二つの個性が交じり合って1つになったから、1人の人間に成れたから淡墨や月白の事を忘れてしまったんじゃないのかなって思った
『最後の双子の赤ん坊』
最後に赤ん坊が生まれたって描写があったけど、この子は深紅と月白の子供なのかな…
えっち出来たのは深紅だけだし、列車に乗る女性は桔梗と深紅の体が合わさったものだから、多分そうなんだろう
【エクストラシナリオ】
『もっと淡墨と月白の過去を知りたいと思った』
淡墨と月白も過去は桔梗や深紅と同じ様な結合双生児だった。二人が別れてからは仕會わせを永遠と繰り返してきたっぽい。
『淡墨と月白の元の体』
仕會わせ後に顔の移植をする時に気づいた事。途中腕は爆発で失われていると二人が語っていたから、元の体って
- 胴体:1つ
- 足:2本
- 腕:4本
- 顔:2つ
って構成だったんだろうな。だから古の時代だと神様としてあがめられたんだろう(以下リンク先の顔3つ、腕6本の「阿修羅」に似ている)
【雑多な感想】
さいごに雑多な感想を。
もっともっと難解で、残酷で、意味不明で、混沌としたゲームを想像していたので、実際にプレイしてみて割とスッキリとしたのがある意味良かったです(それか僕がこのゲームに隠された謎に気付いていないのか…)
あと個人的には淡墨と月白の過去編(結合双生児⇒分離⇒最初の仕會わせ)とかの掘り下げが欲しいな~って思いました(もっともっとこの物語の世界に浸りたかったな…)
次にヒロインの桔梗と深紅の二人について。
個人的には深紅の方が好きだなって感じた。現状に絶望せずに頑張るところと、桔梗の事を思いやっているところが好きです。
あと月白も言ってましたが、えちちシーンでの深紅の喘ぎ声がいつもクールなイメージとのギャップがあって可愛かった…
あとあと、画像閲覧”057Cutln”の深紅の蔑む表情をしたカットインが凄く好き。